原発の危険性は十分に判った。
しかし、もっと危険なのは、これらの情報を無視した人間達であった訳だ。
同じような状況にあった女川や福島第二は、損傷は有ったが何故、同じような事故が発生しなかった?
たまたま幸運であったから?
現行の非常用冷却システムで十分か否かは置くとして、女川や福島第二も同じような
手法を用いたシステムで構築されていた様だ。(年式別に炉によって多少異なる)
津波の想定波高と現実の乖離が有ったとしても、危険性を指摘され認識して、何らかの対策を講じたか
結果、無視したかは大きな差が出た可能性はある。
これが事実なら、誰か揉み消した方が居ることになるな。
先日、日経ビジネスオンラインのコラム記事でシステム科学者の方の原発事故への言及を読んだ。
システム思考の欠如が招いたとしてある。
システム思考とは、何かが起きたとき、
1.まず何が起きたのか情報収集を行う。
2.起きた事象に対して、現行では不明な点も含め推定を行なう。
3.対策案を立案し、それを実施した際の結果と併せ副次的に生じる事も含め予想する。
4.意思決定
5.実行
とある。まあ、小生は
6.結果の検証と追対策の要否検討
といって、1.に戻るとしたいが。やりっぱなしはね~
大筋、合意だし、拙ブログでも何度か繰り返してきた気がする。
これはね、小生が他人に”設計とは?”等と薀蓄をたれる際にも述べる事、そのものである。
設計や問題点対策の重要なステップなのですよ。二十年来行なってきた事。
様は、災害が起きた際に、緊急対策を行なった手順に於いて、これらの思考ステップが
欠けていたせいで、本来運用可能であった非常用システムが適切に用いられなかった。と言う説。
文章の最後に、”後知恵”と”現実の難しさ”を御自身でも認めておられるが、
そうとも言えまい。日頃からの訓練で補える事もある。
事の重大さは別にして
8耐で転倒してピットに戻って来た車両の状況を即座に判断し、直ちに修復して送り出し、
レースを続行する。状況は事前に予測など出来はしない。
十分な備えと日頃の訓練が勝負を分けるのだよ。
本来、どの様な状況でも重大な判断を下す際には、前述の”システム思考”に準ずる手法が行なわれるはずだ。
冒頭の津波の危険性の指摘を受けた際も、本来なら同じような思考の基に、事の重要性を
考慮していれば、判断は自ずと変わってきた来たはずだ。
予測をする段階で、想像力が欠如していたか、金勘定が入ったか、面倒臭くなったか?
何らかの雑音に、然るべき判断が狂わされたに違いない。
起きてしまった事の重大さに後悔しても始まらない。
日本経済の根底からひっくり返す様な事にまで波及しているのだよ。貴方の判断の結果がね。
誰だか知らないけれど。(御本人は判ってると思うけどね)
by 図面描き
まあ、否定はしないけど